要塞駅「宇都井」



中国地方のJR三江線。芸備線の三次から山陰本線の江津まで
108.1kmを結ぶローカル線である。
開通は1975年と歴史が浅く、最後に開通した口羽-浜原間は
鉄道建設公団によって作られた高規格新線であり、
トンネルと高架橋で山岳地帯を貫いている。
同区間にはに要塞駅として名高い宇都井駅がある。
トンネルとトンネルの間の谷間に作られた駅で、地上30mの高架上にホームがある。
ものめずらしさに惹かれ訪問してみた。


駅の遠景。のどかな風景にはとても似つかない。


下から見上げる。無機質なコンクリート構造物が異様に見える。


入口はこちら。ここから116段の階段を上らなければならない。
当然エレベーターなど無い究極の非・バリアフリー駅


くねくねと踊り場で折り返しながら階段を上がると、6階でようやく待合室にたどり着く。
列車は一日に4往復しか来ない超ローカル線。

   
駅ノートが置いてあった。旅人もしばしば訪れるようだ。


ホームの風景。かなり長い。吹きっさらしのため冬は風が冷たいだろう。


両脇を山に挟まれており、ホームを出るとすぐにトンネルに入る。


江津方面の列車がやってきた。三江線では全列車がキハ120で運行。

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