廃線跡探訪H16年7月
(名鉄三河線猿投-西中金)

2004年3月いっぱいで廃止された名鉄三河線猿投-西中金間。
廃止後まもない同年7月、廃線区間を西中金から猿投まで歩いてみた。


西中金駅跡

廃線後、猿投から代替バスが出ているが、本数は少ない。

西中金〜三河広瀬

西中金を出発するとまもなく築堤をかけ上っていく。

西中金〜三河広瀬[トンネル跡]

小さな丘をトンネルで抜けていた。封鎖されているが全長は短い。

西中金〜三河広瀬

掘割区間は湿気が尋常でなく、まるで霧がたち込めているようだった。

西中金〜三河広瀬

山間部は雑草の伸びが激しく、線路を覆い尽くそうとしていた。

西中金〜三河広瀬

電化廃止からかなり経っているものの、鉄骨の架線柱がそのまま残る。

西中金〜三河広瀬

区間によっては損傷が少なく、今にも列車が走ってきそうな雰囲気だった。

三河広瀬駅跡

行違い可能の構造だが、末期は全く使われていない状況だったらしい。

三河広瀬〜枝下[橋梁跡]

矢作川を渡る。幅100mはあるだろうか。保線通路も無い。枕木中央に
鉄網の足場があるが廃線であるため整備の保証は無い。山間部であり
川の水の流れもかなり速い。下を見ると恐怖のあまり足の震えが
止まらなくなる有様だった(近くに道路橋も人道橋も全くなく、渡らざるを得なかった。)

枝下駅跡

辺りには何も無い。草に覆われて原野に還りつつあった。

枝下〜三河御船[橋梁跡]

またしても現れた橋梁。川幅は前回ほどではないものの、谷の深さが
まるで比べものにならない。下を見ずに、視線を斜め前3mに落としたまま
歩き抜けた。ちなみに頭上を横切るのは自動車専用道「猿投グリーンロード」。

三河御船駅跡

このあたりから次第に住宅地に変わっていく。ギャップに驚く。


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