−11日目(9/3)−

 11日目は朝5:45に長野駅に到着し、強制的に起床。いくらなんでも早すぎる。もう少し寝かせて欲しいものである。早速飯山線の戸狩野沢温泉行きに乗り込むが、3分もしないうちに爆睡モードに突入。終点まで眠りについていた。戸狩野沢温泉で列車を乗り換え、十日町を目指す。ここでも同じく爆睡十日町で起こされた。
 ここでようやく眠気のほうもおさまり、北越急行の普通列車に乗り継ぐ。十日町駅は通過線のある高架駅だった。十日町発車後は長いトンネルに入り、駅に停まりつつトンネルを抜けると、六日町に到着した。私はここで上越線に乗り換え、小出へ向かった。駅前の食堂で、本日初の食事をとった。食堂のおばさんに色々話し掛けられ、対応に苦慮した。あの手のおばさんは苦手である。
 小出からは、いよいよ恐怖の只見線に乗車する。列車は非冷房で最初は蒸し暑かったが、奥地へ進むにつれだんだんと涼しくなってくる。そして大白川を出たあたりからは、逆に寒くなった。信じられない。トンネルの中では冷風が容赦なく吹き付ける。窓を全開にしていた私は体が凍りそうになった。だが只見を出たあたりからは私は再び睡魔に襲われ、会津川口を過ぎた頃には爆睡モードに突入した。
 目を覚ましたのは会津坂下に到着した頃。高校生が大量に乗り込んできて、車内は満員になる。マジで気持ち悪い。停車するたびに客は増え、すし詰め状態で終点の会津若松に到着した。
 さて、会津若松からは私は特急「ビバあいづ」に乗るはずであった。ところがホームに停車しているのはポンコツの急行型であった。これは一体どうしたことか。駅の時刻表を見ると、「9/3は車両検査のため同時刻の快速で運転」と書いてあった。泣きそうになる。やれやれ。
 そんな訳で特急料金の払い戻しを受けた私は、ポンコツに揺られながら磐梯山と猪苗代湖の景色の中を進む。約一時間で終点の郡山に到着した。郡山からは磐越東線に乗り継ぐ。キハ110の5両編成であるが、帰宅ラッシュと重なって車内は満員になった。ただ、駅に停車するたびに客は減っていき、終点の小野新町に着くころには客は一両5人ほどであった。それより磐越東線の駅間距離の長さにはハッキリ言って度肝を抜かれた。夜なので外の景色は見えなかったが、そんなにド田舎を走っているのだろうか。
 小野新町では、一時間後のいわき行きに乗り継ぐのだが、時間があったので駅近くのコンビニでおにぎりとサンドイッチを購入、本日二度目の食事とした。
 乗り継いだいわき行きも、乗客は非常に少なかった。しばらく走った21:15、列車は終点のいわきに到着した。今晩は、駅から徒歩3分のホテルα-1いわきに宿泊した。今回の旅行では、この「ホテルα-1」関連に6泊する。「α−1」は全国チェーンで、それもマイナーな都市にもあるから、重宝する。しかも5回分の宿泊領収書を集めれば、次の一泊の料金が25%割引となるおまけ付きである。また料金が安いわりには設備は悪くなく、大変便利なホテルである。今夜は、明日に備えて早めに寝ることにする。ぐぅ。